東北化学 分析

第3弾、東北化学。有機化学の大問1つ、理論化学の大問が2~3つ出題される。

有機化学はほぼ高校レベルの基本的な問題しかでないため次では省略。

 

14年度

気体計算

電離平衡、酸化還元の全反応式(過酸化水素と過マンガン酸カリウム)

化学平衡、中和滴定+実験手順(硫酸と水酸化ナトリウム)

 

15年度

結晶構造

酸化還元滴定+実験手順(硫酸鉄(II)と過マンガン酸カリウム)

石灰ー石膏法排煙脱硫

 

16年度

元素の性質(周期表

気体計算と熱化学方程式

酸化還元滴定+実験手順(シュウ酸二水和物と水酸化ナトリウム)

 

17年度

塩化カルシウムの生成と特性

圧平衡定数、ルシャトリエの原理について穴埋め

酸化還元滴定+実験手順(過酸化水素と過マンガン酸カリウム)

 

18年度

炭酸水素ナトリウムの反応、風解

状態図

逆酸化還元滴定(塩素酸カリウムと過マンガン酸カリウム)

 

19年度

さらし粉中の次亜塩素酸イオンの滴定

蒸気圧曲線

 

20年度

14族元素の性質

反応速度

 

21年度

エタノールの燃焼、蒸気圧曲線

酸化還元反応(コンブからヨウ素を抽出)

 

22年度

電池、気体計算、熱量計算

硫化物の性質、反応

 

23年度

再結晶法、溶解度

14族元素の性質、反応

 

24年度

炭酸カルシウムの反応、気体計算

硫化物の性質、反応

 

25年度

結合エネルギー、反応論、圧力平衡

結晶構造、溶解度

 

  • 19年度以前は酸化還元の計算がよく出題されていたが、最近はあまり出題されない。
  • そのかわり気体計算と溶解度の計算が出題されている。
  • 硫化物と14族元素が好きらしい。
  • 昔は実験手順も聞いてくる問題が多いが、最近では皆無。

最近の傾向として、大問は2つでその中にできるだけ多くの分野の問題を詰め込んでくることが挙げられる。となれば対策は「広く浅く」か。

 

有機化学

ほぼ高校レベルで対応できる。ただ量子化学(電子配置、混成軌道)を少し知っていないとできない問題もたまにある。基本的には次にあげるものだけやればいいと思う。

  • 異性体(構造異性体、幾何異性体、光学異性体
  • アルカンの性質と反応
  • アルケンの反応
  • アルキンの反応
  • アルコールの性質と反応
  • アルデヒド・ケトンの性質と反応
  • カルボン酸の反応(酸無水物、エステル化、加水分解)
  • 芳香族炭化水素の性質と反応
  • フェノールの性質と反応
  • 反応を見分ける
  • 簡単なポリマー