編入試験総括

編入試験を終えた今、全体の反省を書いておきます。

 

勉強について

編入のための勉強を始めたのは4年時の10月ぐらいから。それまでは漠然と編入を考えていたためか、4年4月からDUOをやろうと思い立ったものの続かなかった。

10月というのは他の受験生に比べれば遅い方だと思う。早い人は4年前期、もしくは3年から始めている。ちなみに同級生で東大に合格した友達は3年から勉強を始めていたらしい。

10月から始めたと書いたが、10月から冬休み開始までは英語しかやってなかった。英語は一朝一夕には実力がつかないと思ったからで、冬休みから数学をやったりした。物理を始めたのは春休みからだった。

このように多いとはいえない勉強時間で志望校に合格できたのは、1~3年時の授業とテストを真面目にやっていたからだと思う。とにかく授業を真面目に受けてれば、数学、物理、英語の基礎はできる。

 

志望校について

私的難易度ランク(適当)

  1. 東大 京大
  2. 阪大 九大 東工大
  3. 名大 東北大 千葉大 筑波大
  4. その他地方国立、技科大

東大は今年2次試験(面接)で、英語での応対があったらしく、5人ぐらい落とされたらしい。京大はTOEFLがあるのでめんどくさそう。

阪大は試験問題が難しい(みたい)。九大は試験範囲がかなり広い。東工大は化学が難しい。

千葉大は推薦で人数をとるので、一般受験はかなり狭き門らしい。東北大と名大は同じぐらいじゃないのかな多分。筑波大は倍率がえらいことになってる。

正直、自分のレベルで志望校を決定するのは大変だと思う。よく過去問を見て決めろって話があるけど、編入を決意したときに過去問みて解ける人なんてそうそう居ないだろう。だから一番は、早い時期(1~3年)に志望校を決めて、それにあった勉強をすることだ。先輩や先生、友達に頼るのも重要!

 

私が一番失敗したと思ったのがすべり止めの受験である。ぶっちゃけると、志望校を決めた時点で、落ちる気がしなかった()のですべり止めは適当(物理的な近さ)に決めた。あとあとになって友達に「おいおい」と言われたり親に怒られた。今になれば結果オーライで済ませられるのだが、もし仮に志望校に不合格していたら目も当てられない。

もし来年以降で編入志望の人がこのページを見てるなら、すべり止めを熟考して決めてほしいと言いたい。もし志望校に不合格なら、その大学に行くわけで(諸事情で浪人できない場合)、その大学で学ぶことになる。

旧帝を目指す人は、よく筑波大とか千葉大をすべり止めにする。私はこれらの大学に受かる気がしなかった(倍率の問題)のでランクを下げた地方国立大学にした。

 

生活について

生活リズムは重要!私の場合、4年時で学校があるときは夜2時ぐらいまで勉強して、授業は半分寝て半分編入の勉強をしてた。夏休みは、昼に起きて翌日の5時ぐらいまで勉強するクソみたいな生活をしてた。生活リズムは1ヶ月経たないと戻らないらしい。その言葉通り、実際の受験ではホテルで寝付けず大変だった。

私はひきこもりがちになって、ひきこもりに誇りさえ感じていたが、周りに心配されるので注意しよう(ひきこもりはやめなかった)。たまには外にでて運動しよう。

 

受験について

これは志望校のところに書くべきだったかもしれないが、受験には非常にお金がかかるので、親と相談して、いくつ受けるのか決めなければならない問題がある。私の場合は、「いくつでも受けろ、金は全部出す」との親の意向だったので気にはならなかったが、普通はそうはいかないだろう。

基本的に受験料が3万円、移動費と宿泊費と食費を含めると、1校受けるにあたって軽く5万円はかかる。旧帝を目指す人は、すべり止めと合わせてだいたい3~4校ぐらい受けるので(俺調べ)、受験の費用は15万円~20万円ということになる。結構深刻な問題に見える。しかし個人的な問題になるので、親とよく相談するしか方法はないだろう。

 

次に実際に受験するときのことを書く。ホテルはだいたい1ヶ月前に予約するのが定番(俺調べ)。都会だとホテルもかなり高いので注意。移動は新幹線にするか高速バスにするかとか色々ある。私は最もお金がかからないルートを常に選択した。

既にオープンキャンパスなどで大学に行ったことがある人は別として、その他の人は、ホテルに到着したあと普通大学に下見に行くべきだ。迷ったら大変。下見から帰って、食事を摂って、シャワーを浴びて、次の日の準備をしてから余った時間で何をするか。私はゴロゴロしながらツイッターをやっていたがこれはオススメできない。見直す用のノートを作っておくといいかもしれない。早く寝るためには、生活リズムを整えておくことが重要。

当日起きたら、できるだけ早めに朝食を軽く摂って脳を起こす。筆記のみの試験ではスーツで行かなくても何も問題ない。昼食と飲み物を買っておくと安心。

試験会場では、他の受験生から何か表現しがたい「勉強できるぜオーラ」が見えるが、他の受験生からは自分からもそれが見えるらしいので気にしない。1科目を終えると、知り合い同士の受験生が寄ってたかって試験の出来具合トークを始める。私はこれがものすごく不快だったために速攻でイヤホンをつけて参考書を読むふりをして外界をシャットアウトしていた。

 

面接については、苦手なので特に書くことがない。面接練習は最低1回はするべきです。

 

1つの大学の受験が終わったら、できるだけ早く次の受験に切り替えられるように努力したほうがいい。悩んでも仕方ない。

 

*2014 3月 追記

大学編入についての情報を探してこのページに辿り着いた方は、こちらも参考にしてください。

東北大学 

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東京工業大学

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東京工業大学 合格

情報工学科に合格。以下感想など

 

前日

ホテルに行く前に、神田明神に行ってお参りと合格祈願お守りを買い、人生で初めてスピリチュアルパワーに頼る。

 

一日目

数学(120分)、物理(90分)、化学(90分)の順。東北大学よりは良心的なプラン。

 

数学

極値問題 ②円筒が2つ重なった部分の体積を求める ③対角化の条件みたいなやつ

 

鬼のように楽な問題。たぶん10割とれてると思う。

 

物理

①楕円振動 ②ローレンツ力と運動方程式 ③熱化学みたいな問題

 

①はわりと簡単。②と③は半分ぐらいあってると思う。自己インダクタンスとかやってなかったからできなかった。③は式変形ができれば解ける。6~7割だと思う。

 

化学

単位格子、反応速度、…… あまり覚えてない。例年に比べると楽だったと思う(去年並み?)。6割はとれた。

 

 

試験後

これは結構やばいのでは……

 

 

二日目

英語と面接。

 

英語

英語はわりと自信あったけど英文の量に圧倒された。去年より長くなってた。

大問2つあって、1つ目は「カルチャーショック」についての英文。2つ目はなんだったかな…。

2つ目の英文は2ページで、普通に読めた。

1つ目の英文は、見た瞬間に「全部まともに読んだら時間なくなる」と思って、スーパー斜め読みした。T/Fの問題はほぼ勘w 和訳と英訳は、分からない単語があって微妙な感じだった。T/Fがある程度合ってるとしたら、7割ぐらい。

 

面接

面接官は3人で、学科長が中心に座っておりほぼすべての質問をしてきた。

  • 試験はどうでしたか
  • どの教科が得意ですか
  • 志望動機を教えて下さい
  • 志望動機に関する本を読んだことがありますか
  • 大学の教科書を読んだことがありますか
  • 卒業研究の内容を教えて下さい
  • 他に併願もしてると思いますが東工大に入学しますか

面接時間は10分ぐらいだったけど、学科長の凄さを感じた……見ぬく力とか、学業的な実力など。

まず志望動機を最初に聞いてこないあたり、前日に暗記したようなうすっぺらい動機を頭から飛ばさせようとしてる気がした(私は前日暗記w)。

しかし基本的には和やかなムードで進んだ。卒研の話をしたときは「( ´_ゝ`)フーン」の顔をされたけど。面接は志望動機と論理的な話の組み立てとかを見られてると思う。

 

面接後

合格か不合格は微妙な感じだった。長野高専の先輩で、東工大の先輩と話をした。話をしてるときは気持ちが軽かったー。ありがとうございました。

 

 

結果

情報工学科は4名合格。平均60がボーダーだと言われているので、ボーダーはギリギリ上回った感じかな

 

 

 

 

東北大学 合格

情報知能システム総合学科に合格。以下感想など

 

一日目

数学、物理、化学、専門の順で、9時間拘束される。鬼か

 

数学

大問3つで、①グラフ問題 ②行列 ③漸化式・数列 とだいたい予想通り。空間図形でなくてよかった。

① 関数に任意の定数が含まれていて意外とめんどくさい問題。y = 0となる交点の座標を求める(Xa, Xb とする)、グラフの概形を描く、Xa, Xb における接線の方程式を求めそれらの接線の交点を求める(A とする)、最後に関数を Xa ~ Xb まで積分した値と Xa, Xb, Aで結んだ図形の大小を比較する といった流れで、一応全部解いたけどどこまであってるかは不明。

② まず固有値固有ベクトルを求める。次の問題が見たことなかったのでスルー(あまり覚えてない)

③ まず初期条件付きの3項間漸化式、数列の極限値、数列の一般項を数学的帰納法で証明する問題。これは全部解けた。

 

出来は7~8割といったところ。時間に余裕なかった。他の受験生が「余裕~w」とかいっててムカついた。

 

物理

①力学、②電磁気、そして今年は③音波…熱力学ではなかった。

① 平板の中心からちょっとずれた軸で微小振動させる問題。慣性モーメントは平板の定理と平行軸の定理で求める。なぜか解き終わった後不安になって消したり書いたりしてたので最後まで解けなかった。

② RC回路の過渡と、具体的にコンデンサーが同心球状ということがわかっていて静電容量を求めたりした。多分完答。

③ ドップラー効果とうなりの問題。観測者が x軸上とy軸上(x >0, y > 0) にいて、原点から角度θ で斜めに動くので三角関数がでてきた。初めて見た。

 

出来は7~8割くらいで、まわりは出来が悪い雰囲気だった。

 

化学

一番拍子抜けした科目。①ファンデルワールスの状態方程式の圧力と体積の項がどう効いてくるのかという問題、②忘れた、③有機

90分あったけど20分ぐらいで終わる。分からない問題は分からないけど計算がほとんど無かったため退室しようかしまいかすごく迷った。結局退出はせず。

 

出来は6~7割。化学はまわりとほとんど差がつかなかったように感じる。

 

専門

不合格を確信した科目w

ハードとソフトを選択するつもりだったけどソフトの内容が見たこと無い内容でめんどくさそうだったので電磁気にした。電磁気は導体球の電界、電位などの基本的な問題だった。

ただハードが失敗した。傾向としては例年通りだったが、XORの変形ができずその先の問題につなげない危機的状況で、ち~ん(笑)

 

電磁気は8~9割、ハードは5割。電気回路は去年と異なり簡単そうだったので、電気科の連中は早い段階でペンを置いていてイライラがつのった

 

試験後

おわったわーはやくかえりたい

 

 

二日目

面接のみ。しゃべることは一日目終わった後から考えた。

40人ぐらいいたので2グループに分けられた。

面接官は3人で、3人とも神様かと思うくらい優しかった…その優しさが辛かった()

 

途中で卒研のことを話したら、

面接官「他の大学へいくことになっても(卒研の過程で得たことは)役立つと思いますよ。」

再び ち~ん(笑)

 

面接後

これはおちたなーやばいなー

 

 

結果

なぜか受かってた。

TOEICは765で提出……中の上といったところだと思う。

まわりが私以上にできてなかったということになる。

 

東工大化学

東工大の化学は難しい。難しい(大事なことなので二回

まずは過去問を見るべし。

 

16年度

熱力学的問題

反応速度論(Lindemann-Hinshelwood 機構)

個体の結合と結晶に関する正誤問題

化学反応とギブズエネルギー

[有機] 用語の説明、反応試剤、生成物予測

 

17年度

イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度

NaCl型結晶

熱力学的問題

[有機] Newman 投影図、安定配座、オゾン分解

 

18年度

電子軌道、分子軌道論、混成軌道

反応速度論(Michaelis-Menten 機構)

酸化還元反応

水素結合に関する正誤、水素結合の図示

エナンチオマーとジアステレオマー

[有機] アルケンの反応、芳香族求電子置換反応、配向性

 

19年度

基礎用語、Lewis 構造式、VSEPR理論

溶解度積とpH

反応速度論(二次反応)

気相-溶液平衡の温度-組成図

[有機] アルケンの反応、Friedel-Crafts 反応、ラジカル連鎖反応

 

20年度

波動関数の用語、電子配置

熱力学的問題

緩衝液のpH

VSEPR理論、電気陰性度

[有機] 異性体分類、アルケンの反応、ハロゲン化アルキルの求核置換反応、SN2反応など

 

21年度

熱力学的問題(分子運動論含む)

光電効果

イオン化エネルギー

ZnS型結晶

[有機] アルケンの反応、反応分類、絶対立体配置、SN2反応、安定配座など

 

22年度

周期表と電子配置

理想気体と圧縮因子

結合の違い、電気陰性度

金属錯体

[有機] 塩基性比較、酸性比較、旋光性、混成軌道、アルケンの反応、配向性、絶対立体配置など

 

23年度

波動関数

熱力学的問題

典型元素、絶縁体、錯体に関する用語

酸化還元滴定

[有機] Lewis 構造式、比較(SN1反応、求電子置換反応、脱離能、求核性)、絶対立体配置、旋光性、アルケンの反応、SN1反応とSN2反応、求電子付加反応、反応分類、不飽和度

 

24年度

二基塩酸の解離平衡

Schrodinger の波動方程式を解く

酸化還元反応とギブズエネルギー

八面体錯体の反応

[有機] 安定配座、比旋光度、SN2反応、立体図示、アルケンの反応、配向性

25年度

二基塩酸の解離平衡

電子配置、遮蔽効果

イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度

混成軌道、VSEPR理論、

[有機] エナンチオマー、ジアステレオマー、比較(SN2反応、沸点)、分液操作、Diels-Alder 反応、フェノールの合成、アルケンの反応

 

  • 電子配置・混成軌道はほぼ毎年出題される。
  • 最近5年間では、波動関数の問題や錯体が多い。
  • 24年度、25年度と続けて二基塩酸が出題されている(今年は・・・)。
  • 24年度が最も難しかったと思う。

 

有機頻出問題

まずはアルケンの反応。立体配座を問われることもある。

  • ハロゲン化水素の付加 → トランス付加 / Markovnikov配向
  • 水の付加(水和) → トランス付加 / Markovnikov配向
  • ハイドロボレーション → シン付加 / 逆Markovnikov配向
  • ハロゲンの付加 → トランス付加
  • 水素の付加 → シン付加
  • 過マンガン酸カリウムによる酸化
  • オゾン分解
  • Diels-Alder 反応

次にベンゼンの反応。

  • ニトロ化
  • ハロゲン化
  • スルホン化
  • o, p 配向と m 配向の分類

性質の分類もよくある。

  • 酸性
  • 塩基性
  • 沸点
  • SN1反応性
  • SN2反応性
  • 脱離能
  • 求核性

その他

  • 構造異性体、エナンチオマー、ジアステレオマーの分類
  • シクロヘキサンの安定配座
  • R, Sの絶対立体配座
  • アルカンラジカル連鎖反応

 

東工大数学 分析

特徴

難易度的には他の大学に比べ簡単。また試験時間は120分と長く、他の受験者と差がつきにくいと考えられる。いかに計算ミスをなくせるか。

 

頻出問題

微分方程式はごく稀に出題される。1変数関数の積分に関する問題はたまに出題される。

 

対策

他に受ける大学の勉強をしていれば、特に東工大対策ということはしなくていいと思う。

夏休み 2週目

2週目
<7/27>
東工大25物理→7割ぐらい
東工大18英語→英訳と和訳しかない
東北16数学→変な問題で難しい
東北15数学→9割 かんたーん
東北14数学→9割〜
東北19数学→かんたーん

<7/28>
東北19物理→よくわからん→解いた
東北19化学→わりと簡単
東工大24物理→7割→OK
東北22化学→難しくない、計算ミス
東北19物理→うーん
東北23化学→7〜8割
東北17物理→7〜8割 ミリカンの実験ェ
東北18電磁気→気付けない

<7/29>
東北17電磁気→10割
東北16電磁気→びみょう
東北16プログラミング→なんとなく 簡単
東北15電磁気→導体球の影像法 とばす
東北14電磁気→磁性体かよ とばす
東北16物理→力学と波動むずかしい
東北15物理→8割
東北14物理→9割
東北22物理→7割
東北24物理→計算ミス・・・7割
東北25物理→5〜6割 気球で死んだ

<7/30>
東工大22数学→やばいできない
東北24化学→6〜7割
東北25化学→6〜7割
東北化学まとめ→OK
東工大物理23→変な問題ばっか
東工大物理22→×
電気回路学ぶ→16, 17, 18, 19, 20 最近難化らしい
大学化学復習→2〜7章
8,9,10章やったほうがいい

<7/31>
東工大22物理→6割〜 電磁気がむずかしい→OK
-∞→∞の積分の変数変換→OK
東工大21数学→rankの問題だけ
東工大20物理→電磁気と力学オワタ
磁場の理解が深まった
東工大21物理→6割〜 熱力学がむずかしい

<8/1>
東工大19物理→コンデンサがわからない→
コンデンサ
レポート・・・

<8/2>
東工大20数学→10割
東工大18物理→電気双極子がよくわからん→できた
東工大17物理→フィゾーの実験でビビる
東工大16物理→8割?→電池と仕事について理解深める必要

東北化学 分析

第3弾、東北化学。有機化学の大問1つ、理論化学の大問が2~3つ出題される。

有機化学はほぼ高校レベルの基本的な問題しかでないため次では省略。

 

14年度

気体計算

電離平衡、酸化還元の全反応式(過酸化水素と過マンガン酸カリウム)

化学平衡、中和滴定+実験手順(硫酸と水酸化ナトリウム)

 

15年度

結晶構造

酸化還元滴定+実験手順(硫酸鉄(II)と過マンガン酸カリウム)

石灰ー石膏法排煙脱硫

 

16年度

元素の性質(周期表

気体計算と熱化学方程式

酸化還元滴定+実験手順(シュウ酸二水和物と水酸化ナトリウム)

 

17年度

塩化カルシウムの生成と特性

圧平衡定数、ルシャトリエの原理について穴埋め

酸化還元滴定+実験手順(過酸化水素と過マンガン酸カリウム)

 

18年度

炭酸水素ナトリウムの反応、風解

状態図

逆酸化還元滴定(塩素酸カリウムと過マンガン酸カリウム)

 

19年度

さらし粉中の次亜塩素酸イオンの滴定

蒸気圧曲線

 

20年度

14族元素の性質

反応速度

 

21年度

エタノールの燃焼、蒸気圧曲線

酸化還元反応(コンブからヨウ素を抽出)

 

22年度

電池、気体計算、熱量計算

硫化物の性質、反応

 

23年度

再結晶法、溶解度

14族元素の性質、反応

 

24年度

炭酸カルシウムの反応、気体計算

硫化物の性質、反応

 

25年度

結合エネルギー、反応論、圧力平衡

結晶構造、溶解度

 

  • 19年度以前は酸化還元の計算がよく出題されていたが、最近はあまり出題されない。
  • そのかわり気体計算と溶解度の計算が出題されている。
  • 硫化物と14族元素が好きらしい。
  • 昔は実験手順も聞いてくる問題が多いが、最近では皆無。

最近の傾向として、大問は2つでその中にできるだけ多くの分野の問題を詰め込んでくることが挙げられる。となれば対策は「広く浅く」か。

 

有機化学

ほぼ高校レベルで対応できる。ただ量子化学(電子配置、混成軌道)を少し知っていないとできない問題もたまにある。基本的には次にあげるものだけやればいいと思う。

  • 異性体(構造異性体、幾何異性体、光学異性体
  • アルカンの性質と反応
  • アルケンの反応
  • アルキンの反応
  • アルコールの性質と反応
  • アルデヒド・ケトンの性質と反応
  • カルボン酸の反応(酸無水物、エステル化、加水分解)
  • 芳香族炭化水素の性質と反応
  • フェノールの性質と反応
  • 反応を見分ける
  • 簡単なポリマー